当財団は、昭和54年12月に、故是川銀蔵を中心とする在阪実業家数名によって設立されたものであります。
設立の目的は社会福祉施設に入所している児童や、交通災害によって親を失った遺児等が高等学校・大学等に進学することを援助するため、学費の一部を給付し、学業達成に助力するものであります。
当財団は以上の趣旨により奨学制度を創設し、昭和55年度より、大阪府下の養護施設に入所している児童の高校進学希望者を対象に、更に昭和57年度からは、対象を大学進学希望者にも広げ、進学援助を行っています。
なお、昭和59年度からは、対象施設を近畿2府4県下に拡大し、今日に至っております。また、第2の施策である交通災害遺児等の進学助成につきましては、昭和58年度に制度を創設し、同年度から大阪府下及び奈良県下に在住の高校・大学進学の遺児等に対し学費援助を実施致しておりましたが、現在新規受付は休止しております。